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家造りで“風通しの良い室内”を実現するには、どんなふうに窓を配置すればいいの?


室温よりも体感温度を下げることを目的として窓を作る

どんなに気温が高い日でも、そよ風が吹くと気持ち良く感じられることってありますよね。気温が人間の体感温度を左右しているのは周知の事実ですが、実は風の強さによっても体感温度が大きく左右されているのです。具体的には風速が1メートル強くなることによって、体感温度が1度低下するといわれています。それは人間の体は風を浴びることによって皮膚に付着している汗が蒸発し、気化熱が奪われるからです。

家造りで快適さを追求するなら、体感温度を下げることを目的として室内の風通しが良くなるように窓の位置を設定するようにしましょう。たとえば1つの部屋で対面となる壁面に窓を取り付けることによって、一直線の風の流れを作ることができます。また湿度が高くなりがちな脱衣所などは、壁の下部に小さな窓を取り付けることで室内を乾燥させることができます。

屋根に作る開閉式の窓には通風効果と排熱効果がある

快適さにおしゃれな要素もプラスしたいなら、屋根に窓を取り付けることが推奨されます。高い位置からの採光は室内におしゃれな明るさを生み出してくれますし、自然光で勉強した子どもは蛍光灯で勉強した子どもよりも読解力と計算力が高くなったという研究結果も発表されているのです。さらに開閉式タイプのルーフ窓にすれば、快適な通風効果も期待できます。また温かい空気は常に上昇しているので、夏場は屋根の窓からの排熱効果を利用し、エアコンの使用頻度を抑えることもできます。ただし屋根に取り付ける窓は雨風をもろに浴びることになるので、その地域の気候に合わせた施工を建築家と十分に話し合うようにしましょう。

ローコスト住宅は、建設業者の下調べが大切です。コスト重視、間取りのプランを重視、外装や内装のデザインを重視など、会社によって力を入れるところも違います。

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